【訳あり】ビレッジハウスの評判は最悪って本当?解決策は?

ビレッジハウスと木々

激安賃貸物件のビレッジハウス。安いのにキレイで広くて日当たりもよく、魅力的ですよね。でも「うまい話には裏がある」と言う通り、ビレッジハウスにはデメリットや悪い評判もそれなりに存在します。

ビレッジハウスの悪い評判を、物件マニアの筆者が調査し、解決策もまとめました。これから住もうか迷っている人は参考にしてください!

ビレッジハウスとは

遠くから見たビレッジハウス

ビレッジハウスは全国に存在する、築40~50年前後の元雇用促進住宅です。ソフトバンク系列のフォートレス・インベストメント・グループ(ニューヨークの投資会社)が、2017年に一括で安く買い上げ、リノベーションを実施。2万円台~の激安で貸し出しています。

雇用促進住宅とは?

独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構(略してJEED)」が運営していた、公営住宅。雇用保険に入っている人を対象に、生活と就業の安定を図るために貸し出されていた。現在では廃止されている。

まとめて安く買った物件だから、家賃もめちゃくちゃ安いんです!

ビレッジハウスのここがすごい!

  • 激安なのに、広くてキレイにリノベーションされている
  • バルコニー付き・日当たりがいい
  • 初期費用が激安
  • 更新料が無料
  • 保証人不要

安いのに広くてキレイ

リノベーションされた室内

ビレッジハウスは築40~50年前後の古い建物ですが、内部はリノベーションされています。お風呂場やキッチンなど、やや古さを感じさせる部分はあるものの、白を基調とした清潔感ある内装です。

間取りは2LDKや3LDKが多く、ゆとりが欲しい一人暮らしや、ファミリーにぴったり。それでいて家賃はどの物件も、地域最安級! 不動産投資家の間では、強大なライバルとして怖れられる存在になりつつあります。

安さ・広さ・キレイさでビレッジハウスに勝てる物件を見つけるのは、かなり難しいです!

バルコニー付き・日当たりがいい

バルコニー付き物件

安い物件は北向きで暗い雰囲気だったり、バルコニーがなくて洗濯物を外に干せなかったりしますよね。でもビレッジハウスはどこもバルコニーがあり、日当たり良好。開放感があって明るく、洗濯物の乾きもバッチリです。

初期費用が激安

ビレッジハウスでは、敷金・礼金が無料です。初期費用は、日割り家賃と、1ヶ月分の前家賃のみ。

ほかの物件では、1~2ヶ月分の家賃に相当する敷金と、「手数料」「24時間安心サポート費用」「保証会社の費用」などを取られてしまうことが多いです。ビレッジハウスなら、この初期費用もろもろが0円。数万~20万円近くお得です!

賃貸物件を借りるときは家賃にばかり目が行きがちですが、意外と高い初期費用も超重要です。ビレッジハウスは、とにかく安く入居できます。

更新料がゼロ

更新料ゼロ

賃貸物件では2年に1度「更新」があり、新賃料の1~2ヶ月分の家賃を支払う必要があります。でもビレッジハウスは更新料がかかりません。長く住めば住むほどお得に!

保証人不要

契約

賃貸物件を借りるときは多くの場合、「保証人」が必要です。

でもビレッジハウスでは、保証人が不要。数万円かかる保証会社を利用する必要もありません。頼れる親族がいないシングルマザーや外国人さんでも、借りやすいと評判です。

ビレッジハウスの入居審査は厳しいの?

ビレッジハウスは、入居審査がゆるいことで有名。過去に自己破産・クレジットカードの滞納などがあっても、入居審査に通ると言われています。フリーター、低収入でも、審査に落ちることは少ないです。

ビレッジハウスのデメリット

いいこと尽くめに見えるビレッジハウスですが、もちろんデメリットもあります。まずは物件情報からわかるデメリットを見ていきましょう。

  • 洗濯置き場がベランダにある物件が多い
  • 湯沸かし器・ガスコンロ・洗面台・エアコンは別料金
  • 退去費用が高い
  • 短期解約違約金が高い

洗濯置き場がベランダにある物件が多い

ベランダの洗濯機

まずは古い物件特有の「洗濯機置き場が外にある!」という問題から。ビレッジハウスでは、3DK以上の間取りだと、室内に洗濯機を置ける物件が多いです。でも2DK以下だと、室内に洗濯機置き場がなく、ベランダに置かなくてはならない場合が。

湯沸かし器・ガスコンロ・洗面台・エアコンは別料金

ガスコンロ

ビレッジハウスでは、キッチンの湯沸かし器・ガスコンロ・独立洗面台・2台目以降のエアコンは別料金のところが多いです(エアコンは1台無料で付いてきます)。

希望すれば付けてもらえるのですが、ぞれぞれ1つにつき、月々に1,000円払う必要があります。

※最初から付いているお部屋もあります。物件サイトで見れる写真は、実際の部屋の写真ではないことも多いので、公式サイトからの問い合わせや内覧で確認しましょう。

オプションは付けるべき?
エアコンのオプションは人気があって、付ける人が多いらしい。湯沸かし器がないとキッチンからお湯が出ないため、これも必須レベル。

ただしお風呂は、湯沸かし器がなくてもお湯が出ます。ガスコンロは2口のもので2万円くらいなので、買ったほうがお得だと思いますよ!

退去費用が高い

賃貸物件の費用

一般的な賃貸物件では、最初に「敷金」や「クリーニング費用」などを払います。退去時の修繕・クリーニング費は、そこから引かれる仕組みです。

でもビレッジハウスは敷金無料なので、退去時に数万円~の費用を支払う必要があります。

短期解約違約金が高い

賃貸物件の費用

賃貸物件は2年未満で解約すると、「短期解約違約金」を取られてしまうことがあります。ビレッジハウスもこのシステムを採用しています。

ビレッジハウスの違約金
  • 1年未満の解約の場合、賃料の3ヵ月分
  • 2年未満の解約の場合、賃料の2ヵ月分

「思ったのと違った…」と早々に退去してしまうと、かなり損になるので、注意が必要です。

違約金が高い=2年以上継続して住んでもらえるからこそ、こんなに安い家賃で貸し出せているのでしょう。(大家さんにとって入居者がいない状態は、かなり打撃になります)

ビレッジハウスの悪い評判

TwitterやYouTubeなどで検索すると、ビレッジハウスの悪い評判がチラホラ……。

「ビレッジハウス」で検索すると、関連ワードに「やばい」とか「最悪」とか出てきます……

  • 民度が低い。ゴミ捨てのマナーが△
  • 騒音がひどい
  • 暖房の効きが悪く、結露が気になる
  • お風呂場の壁や床が冷たくて寒い
  • キッチンの使い勝手に問題がある
  • ゴキブリやムカデが出る
  • ベランダにハトがいっぱい来る
  • 月に1度、清掃活動がある場合も

民度が低い。ゴミ捨てのマナーが△

マナーの悪いゴミ捨て場

ビレッジハウスの住民は、ヤンキー風の人や、外国人さん、夜の仕事の人が多いと言われています。外国人さんは日本語の注意書きが読めないせいもあってか、ゴミ捨てのマナーがきちんと守られていない、共用部の使い方が汚い、といった物件があるようです。

騒音がひどい

ビレッジハウス

ビレッジハウスは基本的にコンクリート造なので、木造住宅より騒音は気にならなさそうですが、ネットだと「隣の物音がめちゃくちゃ聞こえる!」「子供や外国人さんが夜うるさい」と言っている人も。

ただいっぽうで、「騒音はまったく気にならない」とのクチコミもあります。建物や住人によって変わってきそうです。

暖房の効きが悪く、結露が気になる

エアコン

ビレッジハウスは古い建物なので、断熱性がイマイチ。暖房をつけても、なかなか部屋が暖かくならない物件が多いようです。窓にはびっしり結露ができてしまい、湿気によるカビに繋がりやすいのも難点。

ビレッジハウスはコンクリート造なので、木造物件より湿気が気になりやすいです。

お風呂場の壁や床が冷たくて寒い

風呂場

ビレッジハウスはお風呂場をフルリノベーションしていないため、作りが古く、壁や床が冷たくて冬場は辛いです。

キッチンの使い勝手に問題がある

キッチン

「キッチン台の高さが身体に合わず、使っていて疲れる」「一口ガスコンロしか置けない」というクチコミもありました。

ゴキブリやムカデが出る

ビレッジハウスはゴキブリやムカデがたくさん出るとの意見が。古い建物のため、害虫の侵入経路となる隙間がたくさんあるからでしょう。虫嫌いの人にとっては大問題ですよね。

ベランダにハトがいっぱい来る

鳩

集合住宅はハトが巣作りしやすい場所。ビレッジハウスも場所によっては、ベランダにハトが飛んできて、フンや鳴き声などの被害が発生しているようです。

月に1度、清掃活動がある場合も

ほうきで清掃活動

これは物件によりますが、月に1度、住民強制参加の清掃活動が実施されている地域もあります。出ないと罰金を取られてしまうのだとか。

ご近所さんと交流できるいい機会ではありますが、「近所付き合いは避けたい」「面倒」という人にとっては大変かも。

ビレッジハウスのデメリットは、自分で対策できるものが多い

ハートマークを作る女性

悪い評判も多いビレッジハウスですが、そうはいってもここまで安い家賃で広くてキレイな物件は、ビレッジハウス以外にほぼありません。余裕をもって生活でき、浮いたお金は日頃のちょっとした贅沢や、子供の進学費用の貯金などに充てられます。

悪い部分も、自分で対策できるものが多いですよ。

  • 室外の洗濯機には市販のカバーを付ける。
  • スキマを塞ぎ、ゴキブリの侵入経路をシャットアウト。
  • ベランダにネットを張り、ハトが入ってこないようにする。
  • 窓には結露防止のテープや、暖房効率を上げる透明フィルムを貼る。
  • お風呂にマットやすのこを置き、足が直接床に触れないようにする。
  • 内覧のときに、ゴミ捨て場をはじめとした共用部が汚くないか、隣家の音が聞こえてこないかチェックする。
  • 騒音が気になりにくい角部屋や最上階を選ぶ。
  • 内覧や問い合わせで、ガスコンロ置き場の寸法や、キッチン台の高さをチェックする。
  • 清掃活動の有無を問い合わせして確認。
  • キレイに使用し、余計な退去費用がかからないようにする。

特に害虫は、通気口等のスキマを塞ぐことでかなり減らせます。

住んでいる方々のマナーや騒音は、自分ではどうしようもないことのようですが、内覧時に共用部を確認する・住民が帰宅している夜の様子を見に行くことでチェックできますよ。

湯沸かし器や洗面台といったオプションが最初から付いているか、キッチンの使い勝手はよさそうかなども、問い合わせや内覧で確認したいですね。

ビレッジハウスはコスパがいい! 内覧・問い合わせで確認を

ビレッジハウスの建物

なにはともあれ、自分で確認しないとわからないポイントが多いので、まずはビレッジハウスの公式サイトから問い合わせするのがおすすめですよ。

公式サイト問い合わせ窓口はこちら↓

問い合わせ方法

「メールでお問い合わせ」のページで、名前と電話番号を書きます。メッセージの覧に確認したい内容や、内見希望の物件について記入し、あとはポチッと送信ボタンを押すだけでOK。気軽に聞いてみましょう。

※メールでの問い合わせは24時間受付。電話は9:00~18:30まで。

気になるお部屋が埋まって後悔する前に、早めの問い合わせがおすすめ!

あなたにとってビレッジハウスが、快適な住まいとなりますように!